3. エミュレータの作成

はじめに

Android Studio にはエミュレータというものが用意されていて、Android スマートフォンを持っていなくてもアプリのテストができるようになっています。

エミュレータを使えば、このようにパソコン上で Android スマホを操作できるようになります。

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アプリをリリースするときは実物のスマートフォン(実機と言います)でテストするのが一番ですが、Android スマートフォンは OS や画面サイズがとても細かく分かれています。

全ての実機を揃えてテストするのは難しいので、エミュレータを使って色々な機種や OS でアプリの動作確認ができるようになっています。

OS とは?

OS は Operation System(オペレーションシステム)の略です。
Android OS は Android 10 / Android 11 / Lollipop / Oreo などの名前で呼ばれます。

 

今回はこのエミュレータを用意していきましょう。

 

エミュレータの確認

Android Studio のツールバーを見てみると「Pixel_3a_API30_x86」のように書いてあると思います。(No Devices と表示されている場合は「エミュレータを作成する」に進んでください。)

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ここには現在インストールされているエミュレータが表示されます。

「Pixel_3a_API30_x86」は Android Studio をインストールした時に作成されたものですが、エミュレータは自分で何種類でも作成・追加することができます。

このエミュレータを使っても良いですが、せっかくなので新しくエミュレータを作成してみましょう!

 

エミュレータを作成する

1. AVD Manager を開く

エミュレータの管理は AVD Manager を使います。

AVD は Android Virtual Device(アンドロイド・バーチャル・デバイス)の略で、アンドロイド仮想デバイスのことです。

 

Android Studio の右上あたりにあるスマートフォンのアイコンをクリックして AVD Manager を開きましょう。

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メニューバーの ToolsAVD Manager からも開くことができます。

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AVD Manager では、エミュレータの「起動・追加・編集・初期化・削除」などを行うことができます。

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一番下にある + Create Virtual Device を押します。

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2. デバイスを選ぶ

Category が Phone になっていることを確認して、デバイス(機種)を選びます。

「Play Store」にマークが入っているものは Google Play Store がインストールされているエミュレータです。

ここでは Nexus 4 を選択して「Next」を押します。(あとから追加・変更できます。)

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3. システムイメージの選択

次にシステムイメージ(画像)を選択・ダウンロードします。

今回はすでにダウンロードされている R(API Level 30)を選択しましょう。

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他のバージョンで動かしたい場合は Download を押すとダウンロードが始まり、選択できるようになります。

たくさん種類が用意されていますが、Recommend(推奨)タブ内から選ぶことで、高速で安定したエミュレータを用意することができます。

例えば Lollipop のエミュレータでアプリを動かしてみたい場合は、Lollipop の横にある Download を押してシステムイメージをダウンロードしてください。

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システムイメージを選択したら「Next」を押します。

 

 

4. エミュレータの設定

最後にエミュレータの設定を行います。

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AVD Name このエミュレータの名前
Nexus 4 前々の画面で選択したデバイス(変更する場合は「Change」をクリック)
R 前の画面で選択したシステムイメージの設定(変更する場合は「Change」をクリック)
Startup orientation エミュレータ起動時の画面の向き
Emulated Performance エミュレータの描画速度の設定
Device Frame エミュレータにスマートフォンの枠を付けるかどうか(この後紹介します)

 

 

追加の設定をするので Show Advanced Settings をクリックしてください。

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ここでは RAM と Device Frame の2箇所の設定を行います。

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RAM

RAMはメモリ容量です。

現在 1536 MB になっていると思いますが、この数値が大きいと容量が大きくなり、動作が遅くなる原因になるので 512 に変更します。

 

Device Frame

Device Frame(デバイスフレーム)はエミュレータにスマートフォンの枠を付けるかどうかです。

Enable Device Frame にチェックを入れるとフレームあり、チェックを外すとフレームなしです。

どちらを選んでも良いですが、個人的には画面がスッキリとしている「フレームなし」がオススメです。

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設定が終わったら Finish を押します。

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エミュレータを起動する

エミュレータが作成されましたね!

▶︎」ボタンを押してエミュレータを起動してみてください。

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このような画面が表示されたでしょうか?

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エミュレータでアプリを実行する

エミュレータの準備ができたので、アプリを実行してみましょう!

ツールバーに先ほどインストールしたエミュレータが表示されていることを確認して、となりにある「▶︎」ボタンを押してください。

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複数のエミュレータをインストールしていたりスマートフォンを接続している場合は、どのデバイスでアプリを実行するか選択することができます。

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アプリの実行は、メニューバーの RunRun 'app' からも行うことができます。

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はじめてのアプリの実行なのでエミュレータに表示されるまで時間が掛かるかもしれませんが、気長にお待ちください

このように表示されれば成功です!

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エミュレータでの確認が終わったら、忘れずに Stop 'app' ボタンを押して停止させましょう。

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エミュレータを終了する

エミュレータを閉じるときは右上の「×」を押します。

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「次回の起動のために現在のエミュレータの状態を保存しますか?」というメッセージが表示されます。

どちらでも良いですが「Yes」にすると保存に時間がかかるので「No」がオススメです。

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エミュレータでアプリを実行できない場合

アプリの実行が上手くいかない場合は Android Studio を再起動してみてください。

メニューバーから FileInvalidate Caches/Restart... を選択します。

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Just Restart を押すと Android Studio が再起動されるので、再度アプリを実行してください。

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今後 Android Studio でエラーや不具合があった場合は、まず Android Studio の再起動をお試しください。再起動だけで解決できることがよくあります。

 

 

次に行うこと

エミュレータでアプリを実行できるようになりましたが、コードを書き始める前にもうワンステップです。

次回は Android Studio の使い方と Activity について紹介していきます

 

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