フレームワーク(Bootstrap)
はじめに
今回は Bootstrap というフレームワークをダウンロードしていきます。
フレームワークとは?
フレームワークとは、自分で複雑なコードを書かなくても簡単にウェブサイトの見た目を整えて、動きを付けることができるものです。
例えばウェブサイトを作る場合、HTML で構造を作って、CSS でレイアウトを整えて、JavaScript で動きを付けて、、、と進めていきます。
さらにタブレット・スマホ用のレイアウトも整えて、画像のスライドショーも付けたくなるかもしれません。
これらを全て自分で行うとなると時間もかかりますし、何より面倒ですよね。
こんな時に便利なのがフレームワークです。
フレームワークはウェブサイトの骨組みを作ってくれるものです。
用意されている HTML をコピー&ペーストするだけで、入力フォームのデザインを整えたり、スマホに対応したレイアウトにしてくれます。
今回のカレンダープロジェクトでは、特に人気が高くて私も仕事で何度も使ったことがある Bootstrap(ブートストラップ)というフレームワークの使い方を紹介します。
Bootstrap を使うと、キレイなデザインのボタンや表、スマホ用レイアウトを簡単に取り入れることができます。
フレームワークの使い方
フレームワークを使うには、フレームワークのファイルを自分のプロジェクトで読み込む必要がありますが
- ダウンロードする方法
- CDN を使う方法
の2通りがあります。
1. ダウンロードする方法
必要なファイルを全てダウンロードして、自分のプロジェクトフォルダに置いて使います。
インターネットに接続できなくても使うことができます。
2. CDN を使う方法
CDN は「コンテンツ・デリバリー・ネットワーク」 といってインターネット経由で必要なファイルを読み込む方法です。
簡単に利用できて自分のウェブサーバーの負担を軽減できることがメリットですが、オフラインでは使うことができません。
どちらを使うか
どちらを使ってもよいですが、CDN はバージョンが変わる可能性があるので、今回は同じ環境で開発できるようにダウンロードする方法で進めていきます。CDN を使う方法も後ほど紹介します。
Bootstrap のダウンロード
Boostrap の公式サイトにアクセスします。
英語・日本語のどちらのサイトを使っても良いですが、ここでは2021年3月現在でより新しいバージョン(v5.0.0-beta2)が公開されている英語版を使います。
https://getbootstrap.com/ を開いて「Download」を押します。
Compiled CSS and JS の下にある「Download」を押します。
ダウンロードした zip ファイルを開いて css フォルダにある bootstrap.min.css を my_calendar フォルダの css フォルダに置いて下さい。
js フォルダにある bootstrap.min.js を my_calendar フォルダの js フォルダに置いて下さい。
.min.css / .min.js について
このあとダウンロードしていくファイルには
- bootstrap.css
- bootstrap.min.css
- bootstrap.js
- bootstrap.min.js
のように「min が付いているもの」「付いていないもの」の2種類が用意されています。
min は minified(縮小された)という意味で、改行やスペースなどが削除されているコードです。
ファイルサイズが小さくなるので、そのぶん速くファイルを読み込むことができます。
ウェブページは表示速度が1秒変わるだけでアクセス数に大きく影響が出てしまいます。
少しでも速く表示できるように min が付いているファイルを使うことをお勧めします。
次に行うこと
次回は Bootstrap と相性が良い Bootstrap Datetimepicker プラグインを用意しましょう。
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